注目が集まるインフラエンジニアの役割

私たちの毎日の生活を支えるサービスや制度を実現するためのシステムを構築するのが、インフラエンジニアです。インフラエンジニアにはシステムの設計、構築、運用・保守の役割があります。インフラエンジニアになりたいという方は覚えておくようにしましょう。

システムの設計は、いわゆる要件定義というものです。要件定義はプロジェクトにおいて何をどのように進めていきシステムを開発していくかを決める作業を言います。着手から完了までを明確にするので、プロジェクトに関わる人の業務がスムーズになります。一方で、要件定義に誤りがあると多くの人の作業に大幅な遅れが出ることもあり、重要な工程でもあります。

要件定義に沿って、システムを構築していくことをシステム設計と言います。構築にはインフラだけでなくハードウェアの配置、インターネット環境の整備なども含まれます。システムの運用・保守は、設計で完成したシステムが実際に機能するかどうか確認し、管理する業務を指します。基本的にインフラは常に動かしていなければならないので、365日24時間体制でトラブルが起きたときに対処できるようにしています。

生活に欠かせないインフラを整備するインフラエンジニアになるには、サーバーやインターネットなどの知識だけでなく、顧客のニーズを引き出せるヒアリングスキルや問題解決力も必要です。これらは、ただ闇雲に勉強して習得しようとすると非効率的で、遠回りをせずに自分のものにするには、まずはITインフラのスキルを極めるコツを押さえることが大切だと言えます。